「君の望む死に方」 石持浅海 著
「君の望む死に方」 石持浅海 著
ソル電気社長の日向は癌を告知された。
余命6ヶ月。
彼は梶間に殺されようと計画を立てた。
梶間は日向がソル電気を一緒に立ち上げた境の息子だ。
梶間には日向を殺す動機がある。
しかし、彼を殺人犯にさせるわけにはいかない。
幹部候補研修が行われる保養所で仕掛けを整えるが、
奇妙なことにその仕掛けが次々となくなっていく。
探偵役はゲストとして登場する碓氷優佳。
前作「扉は閉ざされたまま」にも出ていますが、
頭脳明晰、冷静沈着。
彼女の推理力といい、その他舞台設定など、
ちょっと出来すぎというか強引さがあるけど、
まあ読みやすい作品です。
殺人が行われるまでを描写した物語で、ちょっとめずらしいですね。
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コメント
石持さんは、作品のたびに目新しい角度・シチュエーションで楽しませてくれますね。
この作品もそう、この続きはどうなるのかなあ・・・。
投稿: メデューサの瞳 | 2008年5月30日 (金) 06時00分
>>メデューサの瞳さん
コメントありがとうございます。
とても新しいですよね。
わたしは優佳のようなキャラクターが好きなんです。
シリーズ化するんでしょうかね?!
投稿: わいるどきゃっと☆ | 2008年5月30日 (金) 10時15分