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2008年10月 1日 (水)

「サクリファイス」 近藤史恵 著

サクリファイス」 近藤史恵 著

自転車ロードレースを舞台にしたお話。
旦那サマが自転車が好きなのと、
‘このミステリーがすごい!’に載っていたというので
興味を持ちました。

一体誰のことなのか、何が起こるのか。
不穏な空気が漂う1ページから始まる。

自転車レースはチーム戦である。
エースは勝つことを求められ、アシストはそのエースを
サポートすることに力を注ぐ。
アシストというポジションに不満を持つ選手もいる。
いつかはエースにと思う。
が、白石は違った。
アシストに徹することができる。

白石は中学・高校の有望選手だった。
香乃は大会のたびに「わたしのために勝って」と言い、
その言葉に導かれるように走った。
しかし、インターハイ優勝の瞬間に彼女はそこにいなかった。
翌日、彼女の隣には友人高崎がいた。
白石は陸上を止め、何気なく見ていたテレビで
自転車のレースを見て自転車部の強い大学に入った。
自分が勝たなくてもいいスポーツに魅せられた。

白石が所属するチーム・オッジのエースは石尾は
ストイックで厳しい人物である。
だが、白石は周りの人がいうほど怖い人とは思っていなかった。
3年前の事故の話を聞く前までは。
先輩の篠原は「石尾は怖い人だ」という。
嫌でも深読みしてしまう。

事故は海外遠征の時に起きた。
エース石尾がクラッシュしたのだ。
いったいなぜ・・・?



自転車レースの魅力、過酷さ、駆け引きなどが
とてもわかりやすく書いてあり、
おもしろくてアッというまに読めました。
本の説明に「青春ミステリ」なんて書いてありましたが、
青春っていう甘美な言葉は似合わないと思うナァ。
でも走ることに陶酔する気持ちは甘美なのかも。笑
ミステリというのもちょっとピンとこない表現ダナ。
犯人探しをするわけではないし、トリック解明するわけでもないので。
でも最後の二転三転する真実にはドキドキさせられました。

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