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2014年3月31日 (月)

「村上海賊の娘(下)」 和田竜 著

村上海賊の娘(下)」 和田竜 著

2014-18

天王寺砦の戦い
を目の当たりにし、
あんなに憧れていた戦は思い描いていたものと違うと痛感した。
大阪から帰った景(きょう)はすっかり大人しくなり海に出ることもなくなった。
本願寺からの兵糧入れの依頼に毛利勢が応えるには村上水軍が動かねば無理である。
毛利勢の考えも一枚岩ではなく、中でも一番慎重な小早川隆景は
上杉謙信が立った上での兵糧入れにしたかった。
能島村上の当主・武吉はそんな隆景の考えを読みきっており、
救援の意思を示しながらものらりくらりといつまでたっても出航せずにいた。
いよいよ出航するが武吉自身は船に乗らず、嫡男の元吉を行かせた。
戦にはならないと踏んでいたからだ。
そのことを娘の景に口を滑らせると、猛然と大阪へ追いかけた。
景の行動によって、思いもよらないところから開戦の火蓋が切られる。
”鬼手”と言われる禁じ手が出てしまうのか?


戦いの描写は迫力があって面白かったです~。
そして眞鍋七五三兵衛を始めとする泉州侍が魅力的だわ~。カッコイイ!
ひたすらノリがよく、こずるいヤツもいるけどそれすらも鷹揚に受け流す気風のよさ。
死ぬ間際までそのノリが徹底している。
面白いヤツというのが最高の褒め言葉。

あと意外と児玉就元よかったナ。泉州侍とは正反対で生真面目な感じだけどね。
景のことを見直すシーンとかね~☆






さて、歴史が好きな人はご存知の通りこの戦いは毛利勢が勝ちます。
小説ではこの第一次木津川口の戦いまでを描いています。
第一次というからには第二次があるわけです。
この1回目の戦いでは焙烙玉(陶器に火薬を入れて導線に火をつけて投げ込む手榴弾のようなもの)に壊滅的打撃を受け負けた織田勢。
それを受けて信長は燃えない船、”鉄甲船”を造らせたんですね~。
そして2年後の2回目の戦いでは見事、毛利勢を撃退しています。
うーん。上司のムチャ振りが新しい技術を生むんだな~としみじみ思ってしまいました。


すごく面白かった。
ますます歴史小説にのめりこんじゃうな~。

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