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2017年1月15日 (日)

「決戦!桶狭間」 冲方丁、他6名 著

決戦!桶狭間」 冲方丁、他6名 著

2017-2

人気の決戦シリーズ第5弾。
今回は桶狭間の戦いです。
いいですね~。愛知県出身の私としては地名が身近なので分かりやすい!
刈谷水野家とか出てくるし♪♪

冲方丁「覇舞謡」
信長がずいぶんと崇高で気高いキャラクターに描かれてますね。
皆が考える先の先まで考えてて・・・みたいな描かれ方をすることは多いですけどね。
自分が孤高の存在であることも理解しその上で回りを動かす、悟りの境地までいってる感じ。
”今より若い頃は、他の者にはわからないということが、わからなかった”という一文が好きだな。


砂原浩太朗「いのちがけ」
砂原浩太朗さんって聞いたことがないなと思ったら、 決戦小説大賞っていうコンテストの受賞者なのね。
巻末を見たら第三回の募集っていうのもやってるみたい。2017年11月刊行予定の「決戦!賤ケ岳」における石田三成が主人公の小説募集ですって。
砂原さんは第二回の受賞者なのね。
村井貞頼から見る主君前田利家を描いた作品です。
魅力的な主君に翻弄される家臣って感じでいいですね。
甘酸っぱい要素(女性絡み)もちょっぴり入っててほんわか。


矢野隆「首ひとつ」
今川義元の首を獲ったとされる毛利新介が主人公。


富樫倫太郎「わが気をつがんや」。
家康にとって太原雪斎との出会いは大きいですね。


宮本昌孝「非足の人」
主人公である今川氏真は蹴鞠と和歌を愛する完全な文化人タイプの人。
どこか憎めないボンボンっていう感じで描かれてます。
ちなみにひとつ前の「わが気をつがんや」では最悪に嫌なヤツに描かれています。笑
生まれる家か時代を完全に間違った人よね~。



木下昌輝「義元の首」
岡部元信が主人公。
私はこの武将は知らなかったです。
桶狭間の戦いの時は鳴海城に入ってたんですねー。
義元の首と引き換えに城を明け渡したとありました。
これも知らなかったな~。


花村萬月「漸く、見えた。」
今川義元が主人公で、なかなか斬新。
句点だけで、マル(読点)と改行が一切なしという文体。
首だけになった義元が信長に首実験されている様を実況しつつ、桶狭間での戦いを振り返っている。
とめどもなくというのか、ちょっと話が脱線?してよく分からなくなったり、愚痴めいていたり。
死者である感じを出したくこういう文体になっているんでしょうね。
読者的にはすんごい読みづらいけどね(^^;





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